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【要約】≪第6の習慣≫『7つの習慣』まんがでわかる7つの習慣~シナジーを創り出す~

こんにちは!すももです。

今回は『まんがでわかる7つの習慣』の要約記事の、7つ目の記事になります。

もちろん今回も、本記事だけで理解いただける完結型の記事ですが
過去のは↓↓↓こちら↓↓↓からどうぞ
1記事目『問題の見方を「インサイド・アウト」に変える』
2記事目『第1の習慣~主体的である~』
3記事目『第2の習慣~終わりを思い描くことから始める~』
4記事目『第3の習慣~最優先事項を優先する~』
5記事目『第4の習慣~Win-Winを考える~』
6記事目『第5の習慣~まず理解に徹し、そして理解される~』

今回は7つの習慣の“第6の習慣”になります。

この本の主人公について
・23歳のフリーターの女性。
・亡き父親がバーテンダーでお店を出していたが、今はそのお店を母親が人を雇ってカフェとして営業している。
・いずれ独立し、そのカフェを、お父さんのいた頃のようにバーとして復活させたい。
・そのため、バーに修行をしに行く。→たくさんの学びがある

【結論】

第6の習慣~シナジーを創り出す~

シナジーとは個別のものを組み合わせて、個々の和より大きな成果を得ること。

【理由】

この漫画の原作の著者であるコヴィーはシナジーを「人生において、もっとも崇高な活動」とみなす。
それは、シナジーを創り出せば、いままで存在しなかった新しいものを生み出せるからだ。

【具体例】

今回の新たな登場人物は、フリーの作曲家の六波羅 信(ろくはらまこと)です。

六波羅 信について

お菓子の新商品のCM依頼を受けたが、良い曲が思い浮かばず悩み中。

(1)制作会社にて

~数日前 CM制作会社にて~
お菓子の新商品のCM依頼を受けた六波羅。

制作関係者A
制作関係者A
もちふわの食感とコクのある甘みで女子中高生の支持を狙ってまして・・・コンペになっちゃうんですけどCM作成のほうぜひお願いしますよ。
六波羅
六波羅
わかりました!

~お手洗いのため離席したときに聞こえてきた声~

関係者B
関係者B
・・・ホントに六波羅さんで大丈夫なんですか?
制作関係者A
制作関係者A
んー・・・まあこれでイマイチなら大きな仕事の相談を控えればいいさ。
関係者B
関係者B
最近の六波羅さんのメロディって古いですよね。パッとしないというかグッとこないというか・・・
制作関係者A
制作関係者A
感性の衰えってやつ?でも今回は抑えでもう1人若手にも振ってみてるしさ。
関係者B
関係者B
この間、売り込みに来た子ですか?彼はいいですよね!

廊下で制作会社2人に話されてる会話を、聞いてしまった六波羅———

六波羅
六波羅
・・・!!(悔しさのあまり拳を握りしめる)

(2)将来の進路に迷う女子高生、六車と六本木

~その夜 バーにて~

六波羅
六波羅
ギムレット タンカレーで(ムスッ)
歩
六波羅さん お久しぶりですね・・・
六波羅
六波羅
(・・・ダン! 飲み干したカクテルグラスをテーブルに置く)
歩
・・・
六波羅
六波羅
(そりゃもともと自分が才能が溢れる人間だとは思っちゃいないさ。

話題になったCM曲で一発当てたことはあるが、あれはまぐれだったってわかってる。

ただ音楽が好きで業界に15年しがみついてきただけなんだ。

若いころ一緒に成功を夢見た仲間は、みんな音楽を諦めて普通に就職していった・・・

「お前よく頑張るな」「俺にはそこまででいないや」
彼らはそんな体のいい言葉で俺を見下した。

ただ夢を捨て安定を選んだヤツらのくせに・・・!(怒)

~近くの席で~
進路に悩む女子高生2人がバーの常連客に仕事について聞いてメモしている———

※第4の習慣の際に、八神さんが進路に悩んでいる女子高生のために間を取り繕い、常連客に声をかけることに。「自分の仕事についてどうかを実際に女子高生に教えてあげて欲しい」と。
そのシーンは記事にはしませんでしたが、漫画には詳しく書かれているので、気になった人は読んでみてください。

六本木(女子高生)
六本木(女子高生)
じゃあ三村さんの仕事ではどんな知識が必要なんですか?
三村(会社員 ※第1の習慣で登場)
三村(会社員 ※第1の習慣で登場)
そうだなぁ・・・パソコンや最低限の会計知識は必要だし・・・市場リサーチには統計学も知っていると便利かな
六車(女子高生)
六車(女子高生)
すごーい!
六本木(女子高生)
六本木(女子高生)
じゃあ数学もやっておいやほうがいいのかなぁ
三村(会社員 ※第1の習慣で登場)
三村(会社員 ※第1の習慣で登場)
そりゃそうさ。よく「学校の勉強は社会では役に立たない」なんていうけど僕はそうは思わないな。
六波羅
六波羅
(ふーーーん・・・未来明るい若者たちか・・・(イライラ))高校生がこんな店いていいのか?
六車(女子高生)
六車(女子高生)
・・・進路について相談に乗ってもらっているだけです(ムッ)
六波羅
六波羅
親の小遣いで来るようなところじゃないだろ
六本木(女子高生)
六本木(女子高生)
私たちだってバイトくらいしてますけど(怒)
六波羅
六波羅
世間に食わせてもらっている身だろうが(怒)
六車(女子高生)
六車(女子高生)
それはおじさんだって同じでしょ!?(怒)
六波羅
六波羅
何!?(※立ち上がる)
三村(会社員 ※第1の習慣で登場)
三村(会社員 ※第1の習慣で登場)
あちらの席で話そうか(汗)

※三村さんが出た回は↓↓↓こちら↓↓↓
2記事目『第1の習慣~主体的である~』
4記事目『第3の習慣~最優先事項を優先する~』

険悪な雰囲気になる 六波羅と女子高生の二人———

歩
あの二人、どの学部を受験するか迷っているんですって
六波羅
六波羅
ふん!俺には関係ないよ。
歩
・・・(汗)
六本木&六車(女子高生)
六本木&六車(女子高生)
ありがとうございました!!
三村(会社員 ※第1の習慣で登場)
三村(会社員 ※第1の習慣で登場)
それじゃあ僕も失礼します。
八神さん
八神さん
忙しいのに悪かったね。ありがとう。
三村(会社員 ※第1の習慣で登場)
三村(会社員 ※第1の習慣で登場)
いえ、僕も勉強になりましたから!
六波羅
六波羅
俺もお勘定。

六波羅も退店し、店内から誰もいなくなる———

歩
は~~~緊張した・・・!
八神さん
八神さん
なんだか六波羅さんはイラついていたみたいだね(苦笑)
歩
ええ・・・でもああいうときは六波羅さんが大人になって譲ってくれたら・・・
八神さん
八神さん
それはあの女子高生2人の立場からすればそうだけど
六波羅からしたら「目上の人を敬え」っていう話になっちゃうよ。
マスター
マスター
どっちにも「自分のほうが正しい」という言い分があることになりますね。
八神さん
八神さん
ええ。どちらかの言い分を通しては一方はただ「引いただけ」になってしまう。
違うもの同士だからぶつかるんだ。

でもそこでコミュニケーションを諦めてしまっては何も生まれない気がするけどな。

マスター
マスター
お互いがお互いのよさを利用し合う。そんな関係がりそうですよね。

(3)シナジーを創り出す

~数日後 バーにて~

六波羅
六波羅
(げ・・・!)
六車&六本木
六車&六本木
(げ・・・!)あっち行こ。
歩
あの2人、今日は自営業がどんなものかあの人(四倉)に聞いているんですよ

※四倉さんが出た回は、↓↓↓こちら↓↓↓
5記事目『第4の習慣~Win-Winを考える~』

六波羅
六波羅
(だから知らないって・・・!※イヤホンをし始める)・・・うーーーん。
歩
何してるんですか?
六波羅
六波羅
ああ・・・いま女子中高生向けのお菓子のCMの音楽を制作してて・・・
いくつも提案すると自信が無ないと思われるから、2つか3つに絞りたいんだけど・・・
歩
・・・!!!(ひらめき)
あの2人に意見を聞いてみたらどうですか?
そのお菓子のターゲットそのままだし!
六波羅
六波羅
は?あんな連中と話なんか・・・
歩
ゆかちゃん!さとみちゃん!

ムスッとした表情でやってくる2人———

歩
この人はねCM音楽の作曲家なの。
いまちょうどメロディをいくつか試作したそうで2人の意見を聞いてみたいんですって。
六車(女子高生)
六車(女子高生)
私は・・・2番目のやつが好きかな
六本木(女子高生)
六本木(女子高生)
私は3番目
六波羅
六波羅
ど・・・どうしてだ?
六車(女子高生)
六車(女子高生)
んーなんとなくだけど楽しい感じかするし
六本木(女子高生)
六本木(女子高生)
1つ目はちょっと暗いっていうか、音だけ聞いて振り向くって感じはしないかなぁ
六波羅
六波羅
(な・・・なるほど・・・!)
六車(女子高生)
六車(女子高生)
おじさん音楽の仕事てるんですか?
六波羅
六波羅
あ ああ。あんまり売れてないけどな(汗)
六車(女子高生)
六車(女子高生)
それって・・・どうやってなるんですか?
六本木(女子高生)
六本木(女子高生)
私もピアノやってるから興味あるんですけど、音楽を仕事にするって全然想像がつかなくて・・・
六波羅
六波羅
ま まあ、世間的にはいわゆるアーティストとか作曲家とか、クラシックの演奏家くらいしかいねいように見えるよな。
六本木&六車(女子高生)
六本木&六車(女子高生)
違うんですか?
六波羅
六波羅
ああ 俺みたいに裏方でいろいろ作曲する仕事もあるし、PAっていって舞台やイベント会場の音響を整える仕事とか。

知育に音楽を使うような仕事もあるって聞いたな。
幼児リトミックだったかな・・・?

六本木(女子高生)
六本木(女子高生)
それ面白そう!!!

※幼児リトミック:音楽を使いながら子どものリズム感や集中力などを養う、音楽を使った指導法の1つ。
欧米で盛んに行われており、近年、日本でも広まりつつある。

女子中高生たち帰宅後———

歩
どうでした?
六波羅
六波羅
あ ああ。今度スタジオの機材を見たいって・・・今日みたいにときどきモニターになってもらうのも悪くないかもな・・・アルバイトで。
歩
すごい!仕事にもいい変化になりそうですね!

私たちはみんな違う。
でもそれは誰からも学べるってことなんですよね。

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』p407
違いを尊重することがシナジーの本質である。
人間は一人ひとり、知的、感情的、心理的にも違っている。
・・・誰もが・・・「自分のあるがまま」を見ているのだということに気付かなくてはならない。

(4)シナジーを創り出した結果


~12月 バーにて~

早起子さん
早起子さん
・・・あれ?今年の飾りなんか若くない?
歩笑う
歩笑う
ええ。最近よく来てくれる女子高生たちの意見を取り入れまして・・・
早起子さん
早起子さん
・・・あ!この曲・・・!
歩笑う
歩笑う
わかります?お菓子のCM音楽なんです。

ここの定連さんが作った曲で、うちのおあげでコンペに通ったからってフルメロディでつくってくれたんですよ。

六波羅
六波羅
(その節はどうも・・・)
歩照れる
歩照れる
まあ うちのというより女子高生たちのおかげなんですけどね。
早起子さん
早起子さん
ふうん・・・その子たちまたお店に来るの?
歩
はい。明日のクリスマスパーティーには。
受検が近いからそれを最後に受験に集中するんですって。
六本木(女子高生)
六本木(女子高生)
幼児リトミックに興味が出た!”教育”心理学
[/word_balloon]
六車(女子高生)
六車(女子高生)
私は将来貧困とかの国際問題に取り組みたいな”経済学”
歩
いろんな人に話を聞いて2人も夢が具体的になったみたいです♪
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』p408
本当に意味で効果的な人生を生きられる人は、自分のものの見方には
限界があることを認められる謙虚さを持ち、
心と知性の交流によって得られる豊かな資源を大切にする。

【考え方編】お互いに納得できる「第3の案」は必ずある

(1)シナジーの本質は「違い」を尊重すること

シナジーとは個別のものを組み合わせて、個々の和より大きな成果を得ること。
この漫画の原作の著者であるコヴィーはシナジーを「人生において、もっとも崇高な活動」とみなします。
それは、シナジーを創り出せば、いままで存在しなかった新しいものを生み出せるから。

シナジーの本質は、「違いを尊重すること」にあります。

だが、多くの人が、自分と違うものには否定的になりがちだ。

年齢や職業が違うだけで、コミュニケーションを諦める。
異性や同僚と上手くいかないと、相手の間違いのせいにする。
そのほか、育った環境、文化など、挙げればきりがない。

最初、六波羅さんと女子高生の2人が対立した時、八神さんは「どちらかの言い分を通しては一方はただ「引いただけ」になってしまう。
違うもの同士だからぶつかるんだ。

でもそこでコミュニケーションを諦めてしまっては何も生まれない気がするけどな。」と言っていました。
すもも
すもも

そもそも人は、違う経験をし、違う人生をいきているのだから、考え方や見方は違って当たり前です。

人との違いは率直に認め、自分の弱点を相手にあえて見せるくらいの方がいい。自分の考え方や能力の限界を認め、相手の長所から学ぶ。

こんなふうに相手との「違い」を尊重するようにしよう。

(2)シナジーの成果は妥協よりもはるかに大きい

人との相違点に価値観を見出さない人がとりがちなのが「妥協」です。
下の図をご覧ください。

妥協案
A案とBが案重なり合った部分しか結果が得られない。

シナジー(相乗効果)案
A案とB案が重なり合った部分に加えて、当初なかった部分が生み出される。

↑上のよい例、これこそが「第3の案」

妥協よりもはるかに大きな成果をもたらす共同作業の産物です。
では、一体どうやってシナジーを誕生させるのを次に示します。

(3)コミュニケーションの度合いがシナジーの鍵

シナジーの誕生の鍵を握るのは、コミュニケーションの深さ。
レベルは3段階に分けられます。

1段階目:防衛的・・・一方がWin、一方がLose
2段階目:尊敬的・・・妥協
3段階目:シナジー的・・・WinWin

★信頼度も信頼度も協力度も低い場合は、「防衛的コミュニケーション」
お互いに守りに入り、自分が損しないことだけを考えるため、結果はWinLoseあるいはLoseWinで終わる。

★信頼と協力がやや高まると「尊敬コミュニケーション」になる。
ある程度の相互理解は生まれるが、共感による傾聴には至らないため、解決は妥協によってなされる。
相手を”立てる”意識が強いため、深く感情移入するまでに至らない。

★最後に、信頼と協の度合いがもっとも高くなると「シナジー的コミュニケーション」が生まれる。
それぞれの相違点について深く理解し合い、個々が挙げる成果より大きな成果を生み出せる段階。

WinWinの関係含む6つの人間関係については、第4の習慣の記事で書きました。
5記事目『第4の習慣~Win-Winを考える~』
以下の図は、その時の図です。

(4)「第3の案を生むには忍耐がいる」

ここまでいかにシナジー的コミュニケーションが良いかを書いてきました。

シナジー的コミュニケーションでは、「第3の案」が生まれる。
第3の案とは、どちらも当初は考えていなかった案のこと。

それは、対立する意見の「どちらかをとるか」ではなく、両者の意見を活かした新しい案。
双方が得をするWinWinです。

とはいえ、シナジー的コミュニケーションを実践するのは難しいと感じる人もいるでしょう。

他人の批判ばかりする同僚。
強引に
意見を押し付けてくる上司。
自己主張ばかりする友人。

そんな相手の相違点を尊重する気持ちになどなれない・・・
共感するのは無理・・・、と考えてしまうからだ。

しかし、だからといって妥協を選ぶのは危険だといいいます。
妥協は相手の無神経さ、愛情のなさを認めたことになり、後の争いの種になり得る。

たとえどんなに相手と衝突することになっても、自分は自分の原則を守る
自分の人生をどう生きるかは、自分の問題だ。

どんな相手に対しても違いを尊重してシナジーを創り出せる。
そう信じて、根気よく人と接するからこそ、第3の案に到達できるのだ。

簡単なことではないけれど、長い年月をかけて極めていきたいですね。
すもも
すもも

【結論】

今回の記事のまとめ

第6の習慣~シナジーを創り出す~

【考え方編】お互いに納得できる「第3の案」は必ずある
(1)シナジーの本質は「違い」を尊重すること
(2)シナジーの成果は妥協よりもはるかに大きい
(3)コミュニケーションの度合いがシナジーの鍵
(4)「第3の案を生むには忍耐がいる」

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