WEB学習で学んだ事

【神話の法則】人を感動させる究極のストーリー法則について。あの名作もこの法則に基づいている・・・?

【結論】

マーケティングが上手い人は、「ストーリー」作りが上手い

【理由】

どういう人生を辿るのか法則を理解する必要があるから

前回の記事で「ストーリー」の重要性はお話いたしました。
まだ読んでない方は↓↓↓こちら↓↓↓からどうぞ。

マーケティングが上手い人は、「ストーリー」作りが上手いという鉄則があるならば、
そのストーリー自体を私たちは学ぶ必要があります。
人間のストーリーとは、人生のことです。

どういうストーリーに私たち人間は心奪われ感動するのか、『神話の法則(ヒーローズジャーニー)』を学ぶとわかりやすいです。

まず『神話の法則』について簡単に説明いたします。

『神話の法則』は2010年にクリストファー・ボグラーが発刊した書籍です。

『神話の法則は』ボグラー氏がいちから作ったものではありません。
その前に、ジョーゼフ・キャンベルという神話学者が考えた「ヒーローズ・ジャーニー」という法則が定説されておりそれをもとに進化させたものになります。

この記事では、はじめにヒーローズ・ジャーニーの8つの展開を具体例1で書き、
さらに『神話の法則』にある3章12ステージの構成で成り立っているフレームワークのことを具体例2で書きます。

売れている漫画や映画やドラマ含む脚本は、この法則に沿ったものが多いです。
人の心に響くストーリーは『神話の法則(ヒーローズジャーニー)』が活かされていることが多いのです。

その法則をもとに書いた作品もあれば、偶然そうなって国民的大ヒットになった作品もあるかもしれません。

例えば、この法則を知ってしまうと、もしかしたらガッカリしたりする人や、
もしくは「かの有名作がそんな法則に沿って作られた訳がないだろう!」と怒りたくなる人もうるかもしれま

真実は、その作品を世に生み出した、”作者のみが知ること”なので、ショックを受けたりしないで頂ければと思います(笑)
(と書きつつ、自分に言い聞かせてもいます・・・(笑))

『●●●法則』を上手くライティングに取り入れることができれば、「人を惹きつける文章」を書くことができる。

この法則を上手くライティングに取り入れることができれば、「人を惹きつける文章」「共感できる文章」を書くことができます。

一言でいうと、「コピーライティングスキル」が向上します。

コピーライティングスキルがUPすると

・商品の良さについて上手く伝えられるようにある
・ブログの検索率が上がる(もっと多くの人に読んでもらえるようになる)
・自分の公式LINEを登録者数が増える

など。
Webマーケティングをする人ならば、万人が必要とするスキルであることは間違いないです。

すもも
すもも
ぜひ、私と一緒に、今回も学んでいきましょう!

【具体例】

神話の法則の流れは?~8つの展開~

以下の8つの展開で構成されています。

(1)主人公は、一般的な世界に住んでいます。

(2)冒険に出ます

(3)1回目の困難がやってきます(作品の1つ目の見せ場)

(4)その後、仲間ができたりします

(5)(2回目、3回目と困難が続いたりします)

(6)最大の敵(=ラスボス)が現れます(最後の見せ場)
※この時、本当に辛いことが起きたとき、自分の人生を振り返ります。


(7)そして「自分の使命」を見つけます。

(8)最後の宝を得ます【完】

ちなみに、『神話の法則』の本の中には、以下のように表現されております。

1.Calling(天命)
2.Commitment(旅の始まり)
3.Threshold(境界線)
4.Guardians(メンター)
5.Demon(悪魔)
6.Transformation(変容)
7.Complete the task(課題完了)
8.Return home(故郷へ帰る)

すもも
すもも
これだけで「あの作品では?」と気付いた方はスゴイ!ハリウッド作品などに多いみたいですよ♪

ジョージ・ルーカスやスティーブン・スピルバーグなどの映画監督にも愛された法則になります。
ジョージ・ルーカス監督が、『スター・ウォーズ』をこの神話の法則に従って書いたのは有名な話です。

(あのスター・ウォーズに出てくる”戦闘服”や”武器”は、日本の”着物”や””がモチーフになっているようです。
日本の有名な映画監督でる黒澤明の『七人の侍』が好きなんだとか・・・自分が習った中学の英語の教科書にそう載っていました(懐))

要するに、「ヒーローズ・ジャーニー」とは、「どういうストーリーを書けば、主人公がかっこよく見えるか」を書いたものなのです。
かっこよく以外にも、「共感できるか」「応援したくなるか」も、該当すると思います。

あの世界的にヒットしたジブリ作品も、実は『神話の法則』に沿って内容になっている~第3章12ステージ~

クリストファー・ボグラーは、このジョーゼフ・キャンベルの「ヒーローズ・ジャーニー」をさらに進化させ、そして『神話の法則』として出版しました。
『神話の法則』の本の中には、3章12ステージの構成で成り立っているフレームワークのことを指しています。

ここからは神話の法則をわかりやすく説明していくため、「千と千尋の神隠し」のストーリーに当てはめていきます。

どこが対応している部分なのか?それでは順番に見て行きましょう。

1.日常世界
2.冒険への誘い
3.冒険の拒否
4.賢者との出会い
5.第一関門突破(1回目の困難クリア)
6.試練、仲間、敵
7.最も危険な場所への接近(ラスボスと登場)
8.最大の試練(ラスボスと決戦)
9.報酬
10.帰路
11.復活(クライマックス)
12.宝を持っての帰還

の以上12個のフレームワークになります。

1.日常世界

ありふれた日常の中の主人公。『千と千尋の神隠し』では、慣れない街へと引っ越すシーンから始まります。

家族が運転する車の後部座席にいる主人公は、無気力な気弱そうな女の子像として描かれています。
(書いていて似たシーンで、『西の魔女が死んだ』という作品があります。

こちらも、主人公が引っ越しの為に母親が運転する車に乗っているシーンから始まります。

人間関係に悩み、ふさぎ込んでしまった気弱な主人公がはじめに描かれています。

また、海賊漫画の『ワンピース』も最初はシャンクスと一緒に海へ出させてもらえず、パンチもへなちょこです。海王類に食べられてしまいそうなほど弱かったです。)

2.冒険への誘い

冒険に出る動機付けがここでは描かれます。千と千尋の神隠しでは、両親が豚にされてしまいます。
(シンデレラだと、王子様が舞踏会を開くシーン。
ハリー・ポッターだとハグリッドが来るシーン)

この動機があるからこそ、主人公が日常を捨ててまで一歩踏み出し、いよいよ物語の舞台へと進んでいきます。

3.冒険の拒否

冒険に出ることは一度は躊躇います。知らない世界へ行くことは誰だって怖いものです。

千尋も、最初は「ハク」がいながらもこの世界に踏み込むのに躊躇しました。あの赤い橋を渡るシーンが有名なのではないでしょうか?

(最近劇場版の最終話が公開されたエヴァンゲリオンも、主人公のシンジくんも初号機に乗ることに抵抗がありました。「僕になんて、無理だよ・・・!」という主人公の心情が現れるのが、このフェーズです)

4.賢者との出会い

物語の賢者、千と千尋の神隠しでは「ハク」に支えられ千尋はこの世界でも頑張ることを決めます。おにぎりのシーンが有名です。

(ハリーポッターだと、ダンブルドア校長がそのような存在かもしれません)

5.第一関門突破(1回目の試練クリア)

第一の試練を無事に乗り越えるフェーズ。千と千尋の神隠しでは、湯婆婆から名前を貰い、無事に油屋で雇われるシーン。

(エヴァだと使徒を倒し、シンジくんが中学校に通うシーン

シンデレラだと、無事に舞踏会に行けて王子様と会い、ガラスの靴を落として今いますが、日常に戻るシーン)

6.試練、仲間、敵

第一の試練を乗り越えた後、主人公はたくさんの仲間に出会い、敵にも立ちむかい、そのたびどんどん強くなっていきます。

千と千尋の神隠しでいうと、先輩にあたるリンや、釜爺(かまじい)に出会うシーン。

(エヴァだと、シンジくんがレイやアスカと協力して使徒を倒し始めるところ。NARUTOだとナルト・サスケ・サクラと一致団結して試験をクリアするシーン。ワンピースも同じく。仲間を増やしながらその土地で一番強い敵を倒してくイメージ。懸賞金の額もどんどん上がっていきます)

7.最も危険な場所への接近(ラスボスが顔をのぞかせる)

物語のラスボスが登場するシーン。今まで主人公たちの腕が試されるシーン。また、だから私たちは招集されたんだと、謎が解決し始めるシーンでもあります。

千と千尋の神隠しでいうと、重症のハクを助けるために、銭婆の元へ行くシーン。

(シンデレラだと、王子様がガラスの靴の持ち主を探すべく、街中の女性が次々に履いていくシーン。

継母も違うと分かっていながら一生懸命に実の娘に履かせようとします。

ワンピースだと、ワノ国で錦えもんが自らの今までの旅を語るシーンとかかもしれません。)

8.最大の試練(ラスボスと決戦)

ついにラスボスと主人公が対立するシーン。

千と千尋の神隠しでは物語の最初に豚にされた両親を、たくさんの豚の中から当てろ、と湯婆婆から言われるシーン。みんなが見守る中、無事に千尋は言い当てます。

(日本話の桃太郎だと鬼を退治するシーン。)

9.報酬

戦いを無事に終えた後、主人公が何かを得るシーン。

それは財宝や勝利とは限りません。千と千尋の神隠しでいうと、湯婆婆との契約を解雇し、両親と過ごせる元の世界に戻る「自由」を手にしました。

10.帰路

最大の試練を終え、いったん元の世界に戻る前のシーン。

千と千尋の神隠しだと、仲間たちに祝福されながら油屋を後にするシーン。

(桃太郎だと鬼退治から、お爺さんお婆さんの元へ帰るシーン)

11.復活(クライマックス)

物語のスライマックス。千と千尋の神隠しだと、千尋が両親と無事に再会できるシーン。

今回の冒険の目的が達成されるシーン。平穏な日常に戻るなど。

(シンデレラだと王子様がガラスの持ち主に気づき、無事に結ばれるシーン)

12.宝を持っての帰還

最大の試練を乗り越えた後は、宝を得て日常に帰ります。

千と千尋の神隠しでは、冒頭の気弱そうなだけな千尋はもういません。

ハクと出会い、湯婆婆の下で働き、強い心を持って日常へと戻っていきます。

(シンデレラでは、街中の人から祝福され、これからは意地悪をする継母とではなく、王子様と幸せな日々を過ごしましたとさ、めでたしめでたし・・・のシーン)

【結論】2点

今回の記事のまとめ

(1)神話の法則を理解すると
・商品の良さについて上手く伝えられるようにある
・ブログの検索率が上がる(もっと多くの人に読んでもらえるようになる)
・自分の公式LINEを登録者数が増える

(2)神話の法則とは?以下のテンプレートが存在する
8つの展開

3章12ステージの構成

の2つで構成されています。元からある8つの展開に、後からつの章から成り立つ12のステージが足されました。

今回の『神話の法則』は、いたるところで私たちの好きな作品と関わっています。

『鬼滅の刃』『君の名は』『サマーウォーズ』など。

あなたの好きな作品も、この素晴らしい法則に基づいているのかもしれません。

今回の記事で出てきた「神話の法則」

maru
maru
最後まで読んで頂きありがとうございました!